2017年にやりたいこと 

筆者は日記を付けたことが無い。 

昨2016年、平成28年に80才に到達。

1986年、丁度、昭和から平成に変わる直前に50才になり、

あとは「おまけ」の人生だから「やりたいこと」を思う存分やろうと、

サラリーマン生活と決別。

80才になったら、新たに「やりたいこと」が無くなった。

そこで始めたのは暇に任せて、書きたいことを書くという生活。

大学受験で浪人し、予備校に通ったが、効果は無く、図書館で独習をした。

勉強に飽きると、古い西洋文学全集や大正・昭和文学全集を読み漁り、

そのあとは、おもに現代作家の小説を読んでいた。

当時の夢は、いずれ自分も小説を書くこと。

つまり、人生の最終目的は長編小説を書くこと。 

従い、人生そのものも小説のネタ作りにしようと考えていた。 

男女の色恋沙汰を織り込んだものを書きたかったので、

仕事はお堅い方面を避けて、比較的自由な総合商社を選んだ。

時代が可能にしてくれたのだが、かなり波乱万丈な人生を送れた。

その人生に題材を求め、まず自伝やエッセイを書いてみた。

自分では結構面白いのだが、極力客観的に読むと、時代を書き込んでいない

から物足りないのではないかと考えた。

2016年は日米両首脳が相互に第二次世界大戦の犠牲者の弔問を行った

記念すべき年である。

昭和11年~平成28年プラスアルファ、即ち、80年以上の歴史の中で

生きた自分を描けば意味もある。

そこで、楽に書くために時間の序列は無視した自由なメモ日記をつけてみたい。

つながりは考えずに1回ごとに完結するつもりだが出来るかどうかは不明。

物語は日本史で「いくさ空しい」満州事変と覚えた1936年、昭和11年の

二・二六事件の年から始まる。

 

では、次回からスタートする。